大学院生の引きこもりが3年かけて卒業を目指す日記

東京の大学院で毎日楽しく実験をしています。うっかり留年が決まったので3年で卒業できるよう頑張ります。専攻は有機化学。構造有機化学、合成有機化学、遷移金属触媒反応、超分子、ロタキサン。お酒と地下アイドルとシュミレーションゲームが好き。twitter:https://twitter.com/ch2cl21?s=09/

研究を通じて身に付けたスキル

私の研究テーマは、偶然にも比較的自由度の高いテーマになっていて、全体を通した目標はただ一つ、「何でもいいからいい感じのロタキサン合成法を開発する」だけである。

私の研究テーマは、一般的な金属触媒カップリング反応開発研究と同じだと解釈すると分かりやすいと思う。わっか分子がリガンド、軸分子が基質である。

 

「いい感じの」の方向性はいくつかあると思っていて、

・条件の新規性(より低温・短時間)

・基質の新規性(軸構造の新規性、すなわち新しい反応を利用する。ロタキサン合成に利用する反応自体は既知でよくて、まだロタキサン合成に利用されていない反応をチョイスする。)

・金属の新規性(安価だったらなおよいが、単に新しいだけでもいい。)

 ・リガンドの新規性(これは既存のリガンドでは達成できないものが達成できる、というストーリーは必要である。)

これらの新規性のうちのどれか、もしくは複数を満たすプロジェクトを計画する必要がある。

 

先生からアイディアとして頂いたものや、自分で思いついたアイディアはいくつかストックしているので、その中からまずどれをやるのかチョイスし、具体的にどのような段階を目標にするかを定め、具体的に何をするべきかを考えてまとめて(その間に文献調査なども必要で(キライだけど))、そして実行する。大抵途中で壁にぶつかるから適宜修正する。

そして最近は諦めるタイミングが分かってきた。当初の期待から逸れた結果が出た時に、もう少し条件を変えて検討してみるか、芽が出なさそうだから諦める(一旦放置するということにする)か、私が選択する必要があることに最近身をもって感じている。

ちょうど先週2つくらい研究に行き詰まった。一つはまだまだ取れるプランBが沢山思いつくのでまだ粘り強くやりますが、もう一つの方は根幹の仮定が期待とずれていたということが分かったので、頓挫させることを決めた。

常に「次は何をするか、これがうまくいかなかったら何をするか。この失敗を受けたプランBをやるのか、はたまた諦めて新しいことをするか、新しいことをするならストックのうちどれか」みたいなことを考えながら研究を行う。

 

 

 

就活するにあたってこんなことを考える必要があるのですよ。面倒くさいですね。