岡田育さんのエッセイ『嫁へ行くつもりじゃなかった』/ロールモデルについて
最近、岡田育のエッセイ『嫁へ行くつもりじゃなかった』を読んでいる。
ものすごく面白いしものすごく共感する。「こんなに感情移入して読んでいいのか?」というくらい。
たとえば
・理想の男性が、機械いじりが好きなメガネの理系男子で、自分とは違う方面のオタクなこと
・年の近い妹がいる長女であること
・変わったひとであること
・はてなブックマークを知っていること
このあたりに非常に共感した。他にもこまごまとした部分に共感した。
夫であるオットー氏が非常にいい人で、私もこんな旦那さん欲しい!羨ましい……!!!
と終始思いながら読んだ。
岡田さんは、文章から伝わりましたが、そりゃあもう変わった人で、そしてエネルギーにあふれる人で、「エッセイを読んでいる私としてはめっちゃ面白いけど、これは友達にいたら面倒くさいぞ…!」と思いながら読みました。(つまり私も面倒くさい人間なのか…?ごめんね)
この岡田さんを、オットー氏の懐の広い度量をもって受け入れているんだなぁとも、端々から感じました。
まだまだ1章しか読んでいないのですが、会話文のような軽い語り口で非常に読みやすいです。続きがたのしみです。
ここから話が少し変わるのですが。
私が大学生のときは、トイアンナさんのブログを読み漁り、彼女に憧れていた。
でも私は慶応卒でも、圧倒的成長ができるマーケティング職でも、外資系勤めでも、フリーライターでもないし、大手企業勤めですらないから、こんな人に憧れるのは分不相応だから辞めるべきだ、と最近思っていた。
それで最近新しいロールモデルを見つけようと色々と探している。
この間、横嶋じゃのめさんの『合理的な婚活』を読んだ。
これも非常に羨ましかった…!三田くんがいい人過ぎて…!三田君バラを食べたりムダ毛を剃ったりするんだよ…!面白い(interestingな)人だね…!ふたりで一緒にぷよぷよやっているんだって…!羨ましい…!
と歯ぎしりしながら読んだ。
(ちなみに個人的にはあの漫画は三田君が出てからが面白いので、1巻はけっこうしんどいし読まなくてもいいと思う。2巻だけ買った。)
でも横嶋さんも慶応卒で大手出版社の広告営業職である。こんな人は私には分不相応だ。
それなのに今度は岡田育さん(慶応卒、大手出版社編集を経てフリーライター)とかいう似たような人に傾倒している。
妹には「諦めなよ」と言われた。「というかおねーちゃんはそれらの方と比較的近いよ。遠慮なく目指しなよ」とも。
そうか、諦めるか。はてなに入り浸っている時点でそりゃそうなのか。