大学院生の引きこもりが3年かけて卒業を目指す日記

なんとか卒業して社会人になってしまったのでタイトルどうしようか検討中。大学時代の専攻は有機化学のすみっこ、今は混ぜ物系高分子材料メーカーの新入社員です

研究室に住めるのは、実験に慣れたからである

奴隷の鎖自慢のようですが。

これは記録しておかないと半年後に今の気持ちを忘れてそうだから。

 

 

最近研究室に住む勢いでずっと研究室にいる。

週に1-2回泊まらないと落ち着かない体になってしまった。

 

でね、なぜそんなことが出来るかって、慣れたからなんですよ。

3年も研究室にいると、毎日の実験操作なんて、休日に行うゲームと同じくらい、何も考えずに出来るようになったのですね。最近特に反応開発寄りで同じ操作ばかりやっているというのもあるし。

だから延々と実験をやっていてもちっとも疲れないのですよ。疲れさせるために無理やり研究室に泊まっているようなものです、最近。

 

 

新人を帰らせて2-3年目の若手が徹夜で仕事を行うのは、このような感じでやっているんじゃないかな…、と思った25の春です。

助教いわく、このような生活は20代後半になったらできなくなるらしいので、出来るうちにやっておきたいですね。

 

 

先輩方も言っていましたが、うまくいく実験は疲れないんですよ。

で、私の研究が何故か今トントントンと進んでいる時期なのですね。だから実験の辞め時が分からないのですよ、最近。

 

 

同期の村上には、お前はまるでイノシシだな、と言われたことがある。

私のセルフイメージは、はパックマンのようなおもちゃである。壁にぶつかるまでひたすら直進して、ぶつかったらびっくりした後右に曲がってまた直進する。そんなおもちゃなかったっけ?

 

 

 

ちなみにラボに住んで健康に過ごすコツは、泊まったとしてもきちんと睡眠をとることです。短くても4時間、長いと7時間くらい普通に寝ます。

通学時間分浮けばそれでいいやと思うべきです。それ以上挽回しようと思うと体に無理が来ると思っています。

 

 

 

私はコーヒーの風味が好きじゃなくて、リポビタンファインが大好き。

最近は朝晩と1日2本の生活。楽しい。

母にお願いして箱買いしてもらった。嬉しき。

 

 

 

それでも高校時代は今の私よりもよほどハードな生活を送ってられる同級生ばかりでしたから、私は彼らには敵いませんよ。

 

 

 

 

彼らには敵わないと言えば、同期の村上には私は一生敵わないのですよ。敵うかどうかは私が決めるので、私が敵わないと思えば敵わないのです。

 

 

 

 

カフェインの赴くままに思いついたことを羅列しているので支離滅裂だろうけど上げます。

 

 

時代はシリカろ過だよ:反応開発においていかに操作を簡便にするか

研究上のちょっとした話題。

 

私の研究テーマは、合成有機化学と構造有機化学の間のような分野なのだけれど、たまたま今、反応開発のまねごとのようなことを行っている。本試験に有効な反応条件の探索のためにモデル基質で予試験を行いまくっている。12月末から就活と並行して行い、エントリー約25まで進めている。もうそろそろ終わりにして本試験である。

 

 

で、私は反応開発のノウハウをかけらも持っていないので、合成と同じように操作を行っていたのですが、新しい助教に色々と手抜きのテクニックを教わって感動したので記録している。

月200実験行うために、助教は実験操作を簡便にするノウハウをものすごくお持ちなのですね。

基本的に反応条件の探索の際は、標準物資を入れてそのNMR比で出すのが楽である。(論文とかで見たことはあった。どうやるのかなぁと思っていた。)ググったら標準物質に最適な試薬一覧をwakoが出していた。素晴らしい。

labchem-wako.fujifilm.com

 

それで行ったところ、私の反応系は金属にNiを用いており、NMRがブロードしまくって見えないという問題が発生した。

面倒くさいなぁと思いながら毎回分液していた。

助教に相談したところ、そう言った時はシリカろ過だと。パスツールに少量シリカを入れてそれに反応系を通せばいいと。

するとなんということでしょう!きれいに鋭いピークが得られるではありませんか!

もう私感動しちゃって!今までの25エントリー分の分液とカラムの苦労は何だったのか!あと3ヶ月前に知りたかったな!!!

 

万一もう一度同じような反応開発に近いことを行う機会があったとしたら、次はもっと手抜き出来るぞ!やったね!!!

 

 

メモ書きに近いですが以上。

就活後記:化学メーカー研究開発職

(研究室の後輩へ向けたものの転載。だらだら書きました。すみません。)

 

 

 

  • 先輩を頼ることについて

就活が終わった先輩と言うものは、後輩にそのノウハウを伝授したくてたまらなくてウズウズしているものですから、頼りに頼りまくるべきです。就活未経験者にとっては何が何やら分からないことでも、経験者には常識なものです。「就活ってどんなかんじでしたか」「今何をやったらいいですか」「今度●●会社の説明会行くんですよ」「研究概要を添削して欲しい」など、べらべら相談するべきだと思います。

 

  • 就活に関する意識、私の後悔

(私が以下のように思っただけなので、皆さまはそう思わないかもしれない。)

・中沢が先輩に頼りまくっているのを見て、私の代は幸運にも先輩方沢山いたんだからもっと頼ればよかったなと思いました。

・それから、別に化粧品や文系就職するひとたちだけが就活を頑張っていいなんてことは無いんだなーと理解しました。化学メーカーの研究職でも、きちんと就活を頑張って準備をすることはちゃんと評価されます。もちろん研究をきちんと頑張ったことも評価されます。

・あと、「私の思う就活の軸、企業選びの価値観が間違っていたらどうしよう」と常に恐怖していましたが、別に恐怖する必要はなかったなと思います。もちろん本当にとんちんかんだったら困りますから、ある程度キチンとリサーチして、様々な先輩諸氏や企業の方などのお話を聞くべきだとは思いますが、それを受けて私が思ったことに、ある程度の信頼を置いていいんじゃないかなと思いました。「今の私の価値観を信じていい」というか。間違ってたなと気づいたら、昔の私バカだったなと思って転職すればいいというか。もちろん転職も楽ではないのでそうならないに越したことはないのですけど。

・一般に孤独での就活は病みますね。様々な人と協力して就活をやると効率がいいし、病まないし、頓珍漢な努力をすることが減らせると思います。

 

 

 

  • 私の志望した企業

 いわゆる素材系ばかり見ていました。高機能性樹脂、もしくはゴリゴリの有機合成系(農薬や医薬原体など)を一応希望していました。エクセルの企業研究一覧ファイルに、いわゆる私の企業選びの軸が載っています。

・私はB to Bがいいという強い希望がありました。本音を言えば、「B to Cを希望する学生が多いからその逆張り、安定志向、マーケティングに毛嫌いがあるため」、あたりが理由なのですが、建前としては、「取引業界が幅広いためイノベーションがより多くの業界へのインパクトに繋げられる」とか適当言ったような気がします。

・化学業界以外も見たほうがいいのか…?と思いつつ全然見なかったので、そこは余り参考になりません、すみません。

 

 

  • キャリアカウンセラーの利用

キャリアカウンセラーは美容師と一緒で、同じ人に何度も通うことで初めて意味を発揮すると思います。何回も面談をして、私のひととなりや、私が本当に伝えたいことを理解して貰った上でESの添削をしてもらうと短時間でいい添削をしてもらえます。夏くらいに一度利用することをお勧めします。

それから、(皆さんは昔から分かっていたかもしれませんが)、カウンセリングは予習と復習が大事です。授業と一緒です。特に予習。事前に「今日は何を相談する」か決めておく(台本を紙に書いておくとなおよい。正直この作業がカウンセリングの8割だと私は思っている)、カウンセリングが終わってすぐ、相談内容を忘れないうちに記録しておき、次のカウンセリングまでにやらなければいけないことを確認する、このサイクルをきちんと回すことが大事だなと感じました。

 個人的には、タイムキーパーとして就活のプロがいたことはとてもよかったです。就活ってやらなくても教授に怒られるわけではないで、私は就活中しょっちゅうモチベーションが落ちました。「次のカウンセリングまでにここまで進めると宣言してしまったからやらないとカウンセラーさんに怒られる…!」というプレッシャーがモチベーションになっていました。

 

【私がキャリアカウンセラーの利用した流れ】

・自己分析

私が学生時代に頑張ったことなどを適当に羅列して、「これらのエピソードから見えるあなたの長所は○○や○○や○○ね」と言ってもらう。

私は具体的には、粘り強さ、執着心、負けたくない、人のために頑張れる、人の役に立てるのが嬉しい、人のサポートが好き、与えられた役割を全うする、コミュニケーション力、幅広い年齢層相手にきちんとコミュニケーションが取れる、人のいいところを見つけるのが上手、期待に応える、断れない、責任感の強さ、愚直、まっすぐ、真面目、などとたくさん挙げてもらいました。自画自賛はしづらいですが、人から言われたことなら堂々と話せますからね。

・企業分析

私が調べた各企業の特徴・印象を見てもらい、優先順位を整理する。企業調べは四季報がおすすめです。

・書類添削

そんなこんなしていたら選考が始まってしまったので、ガクチカ、自己PR、志望動機を書いてみる。そして添削してもらう

・面接練習

 

といった流れで利用しました。私が弱音を吐くと叱ってくれ、励ましておだててくれるいいカウンセラーさんでした。

 

 

個人的にインターンという言葉は嫌いなので使わずに話します。1-2日の期間のものをインターンと呼んでほしくない。

個人的には、企業主催のイベントは積極的に参加するといいと思います。参加したのが無駄だったかどうかは参加してみないと分かりませんから、迷ったら参加すればいいと思います。特にwebだと気楽に参加できるので、本当にいい時代になったと思います。

私はいわゆる座談会は好きでした。20社以上参加したと思います。ESや面接のときのネタ作りに非常に役に立つので、是非参加するといいと私は思います。

この手のイベントも予習復習(特に復習)が大事なので、参加しっぱなしにはしないでください。私は鉄板質問を全ての企業にして、その返答で各企業を比較していました。

 

 

 

  • 事前に行うといいこと

【6-7月】

・就活サイトの登録

マイナビリクナビ、キャリタスUC、化学系学生のための就活、あたりを登録しておけばとりあえずいいと思います。

ついでに。クチコミサイトもいくつかあります。私はみん就をよく利用していましたが、unistyle、openworksあたりが個人的に好きです。気に入ったのを使ってみてもいいのではないでしょうか。とはいえ私は病むのであまり見ませんでした。

インターンシップエントリー

マイナビリクナビインターンシップエントリーが6/1だと思います。化学メーカーなどの気になる企業を片っ端からエントリーしましょう。企業の個別マイページの作成のお知らせや、夏インターン参加のお知らせが来ると思うので、それに従って作業をしましょう。企業のピックアップは四季報を見ながら行うのがおすすめです。業界地図、ものづくり図鑑などもおすすめ。

 

【9-12月】

・秋の様々な就活イベントの参加

研究との両立が大変だと思いますが頑張ってください。

エントリーシートを書く

・研究概要を書く

・良いなと思う会社が見つかったら、過去の先輩のES設問を見てみるといいと思います。特殊な設問があるなら事前に考えておけます。説明会なども、ESで何を聞かれるかを念頭に聞くと効率がいいです。

 

【1-2月】

・冬の様々な就活イベントの参加

・早い会社は選考が始まります。特に最近は早期化傾向なのでそのような企業は増えると思います。

・私は1月からコアタイムの4割程度しか実験に割いていなかったし、2月はほぼラボにいなかったです。「先輩にどう思われるか、先生に怒られるんじゃないか」は全く気にしなくていいです。先輩は「頑張っているな」くらいしか思いません。(教授はよく分かりません)「自分がやりたいようにやっている」が大事だと思っています。それが、後悔のない就活につながると思います。一般に、M2の1年間の過ごしやすさよりも、今後40年の社会人人生を見て活動すべきだと言われています。

 

私は今年運よく早期選考で内定を頂きまして、2月末で就活を終えました。3月以降については、経験者に聞くといいです。

 

 

  • ESについて

早く書くに越したことはないです。12月までに、後はコピペだけに仕上げておくと非常に楽です。最初草稿を仕上げるのが一番大変ですから、早めにやっておくといいと思います。私は本当に自信が無くて書けなくて草稿は先輩にほぼ書いてもらう形で書きました。

一般に沢山の人に添削してもらうといいと言いますね。私は結局主にキャリアカウンセラーと、ごく少数の先輩に添削してもらいました。

志望動機以外のESは全企業でほぼコピペしましたし、志望動機もほぼほぼコピペしました。

 ガクチカ、自己PRは3つくらいエピソード別に用意しておいて、企業に合わせて使用すればいいと思います。私は「研究」「学部の勉強」「アルバイト」「(ネタ切れなら)サークル」と作っていました。

 我々が思っている以上に、学業や研究のエピソードは技術職としては評価されるのだ、と村上はおっしゃっていました。

 ガクチカ、自己PR以外に、ESや面接でよく聞かれるので考えておいた方がいい設問は、以下かなと思います。余裕があれば考えておくと楽だと思います。

・短所(一般に長所の裏返しか、対策をセットで書くべきと言われています)

・自分を1言で表すと

・この大学の理学部化学科を選んだ理由、今の研究室を選んだ理由、今の研究テーマを選んだ理由:理由がどうとかというより、論理的に言えるかどうかを見ているように思えます。

・就活の軸(個人的に大事だと思う。難しいけど。)

・困難にぶつかったこと、乗り越えた経緯、そこでの学び

・誰かを巻き込んで成果を挙げたことはあるか

・苦手なタイプ

・入社後5年後、10年後は何をしていたいか

 

 ESは、初めから400字書こうだとか、フレームワークに沿って書こうだとか思わない方がいいです。私のESに関する主義は、「PREP法を満たせていれば何でもいい」なので、比較的好きに書いていいと思います。最初は散文で好きなように書いた後、文章を整えればいいと思います。文章を整えるのはキャリアカウンセラー等プロの方がよほど上手ですから、そちらに(特に最初は)お任せしていいと思います。私のガクチカのうち一つは、ブログ記事から文章を修正して利用しました。そのくらいの、熱量がこもった文章の方が私は好きです。

*PREP法:P=Point(結論)R=Reason(理由)E=Example(事例、具体例)P=Point(結論を繰り返す)の順番で話す、プレゼンテーションの方法。

 

ちなみにESに利用したブログ記事はこれ。大学の実験レポートの項を、多少文章をいじってそのまま使用しました。

ch2cl2.hatenablog.com

 

  • 研究概要について

 技術系総合職の面接は、大抵「技術面接」というものがあり、技術系の社員に向けて自分の研究内容をプレゼンし、それを元に面接を行います。技術系での就職ですから研究概要はやはり大事です。A4 1枚、2枚、スライド形式(5分程度)の3つを最終的に仕上げる必要があります。A4版はES提出の時、スライドは面接のときに必要になるので、先にA4版を作ればいいのではないでしょうか。スライドが必要なのは全化学系企業のうち体感で半分くらいですが、いきなり作れと言われて1,2日で作れるものではないので、事前に作っておくといいと思います。

 しかし私は「どのような研究概要がいい研究概要なのか」についての哲学を持たないまま結局就活を終えてしまいました。助教の先生とかが多分お詳しいので聞くといいと思います。

 私は研究概要をver.30くらいまで修正しました。1年目でver.17くらいまで、残りが2年目です。

 

  • 推薦について

学校推薦と、教授推薦/自己推薦があります。推薦は基本1社しか出せませんし、もし内定を頂いたら絶対に行かなければいけませんが、出した方がもちろん通りやすいですし、少なくとも選考ステップが最速で行われるので、出したい企業が決まっているのならば絶対に出すべきだと思います。

 まあどこに推薦出すかが難しいのですけどね!推薦で決まるのが一番楽で早いです。私は結局推薦を利用しなかったのでよく分かりません。すみません。

 

 

  • 出てよかったなともう学内イベント

・学内説明会

・あさがくナビ主催の模擬面接:集団で行うので他の学生の面接の様子が見られるのがとてもいいです。一般に面接は場数がモノを言うので経験しておいた方がいいです。

 

 

個人的にはあんなもん足切りなので適当でいいと思います。うちの大学に受かる基礎学力・情報処理能力を持っていれば大丈夫です。

Web型は皆と協力したり、過去問を利用したりするといいのではないかと思います。

テストセンターに赴いて行う形があるので、その対策だけでもちらっと行っておけばいいのではないでしょうか。テストセンターは基本SPI、たまにC-GABです。ただし昨今のコロナで減少傾向にある気がします。

化学メーカーは「玉手箱型」のwebテストが多いです。問題はGAB, CAB型と同じなので、もし対策したければその手の本を読めばいいと思います。

 

 

  • 業界・職種について

私は結局化学メーカーばかり見ましたし、他の業界・職種はほぼ見ませんでした。しかし一般に、幅広い業界を見たうえで業界を絞るべきだと言いますね。

「仕事が出来る」人は、化学メーカーでない業界・職種の方が輝けるのではないかと思います。修士の専門性など大したことではないので、関係ない仕事につく学生は大勢います。

 

 

私は2度と新卒の就活はやりたくないですが、もう一度やりたいという猛者もたまに聞きますね。

 

 

 

 

とりあえず以上。

 

 

研究の方向性をどうするのがいいのか

さて、あと1年じっくり研究をすることが出来る。

あと1年何をしよう。何を目標にして研究をやろう。

 

思考の羅列なので連ツイチックな箇条書きで失礼しますね。あと専門用語をガンガン使います。

 

  • 助教の先生に言われたんです。私の研究は新規性が低いと。10年前ならいざ知らず、今はロタキサンを合成するだけの研究はもう古くて、それをどう使うかの研究の段階に入っていると。
  • 例えば今目標としているロタキサンが合成できたとして(そもそも出来ていないが)、大した成果にはならない。名前も知らないような小さな雑誌にしか載せられないだろう、と。
  • 私の使命は「なんでもいいからいい感じのロタキサンを合成する」だと思っていた。言い換えるならば、「新規構造のロタキサン合成法の開発」「ロタキサン 合成反応に利用できる反応ライブラリーの拡張」あたりだと思って研究をやってきた。教授が私に期待していることはそれだろうと解釈していた。しかしそれは余り成果の大きくない使命だと助教は言うのですね。
  • いやね、そんな気はしていたのですよ。4年生の頃から思っていて。この研究はもし成功したとして何の意味があるのだろう、と。(それは世の中の役に立つとかそんな意味ではなく、学術的に化学界にどれほどのインパクトを与えられるのだろう、どれほど学術的に新規性があるのだろう、といった意味ね。)そこは考えたら病むから考えないようにしようと思っていたのだけれど、もうM3だしそんな甘えたこと言っていられないのだろうか。
  • 研究のゴールを決めるのは教授の仕事だと思って来たけれど、そんなことは無いのだろうか。それは甘えなのだろうか。
  • つまり成果を望むなら研究の方向性をガラッと変える必要があるということ?同期の2人がやっているような応用方面の研究をする必要があるということ?それは私の仕事ではないと思って来たけれど、そうも言ってられないということ?
  • 助教が言うには、研究を大小は問わず論文と言う形にするスキルは研究職として必要らしい。私もそう思う。特に企業の研究職としては求められている能力な気がする。
  • 先生的には、あまり明確にゴールを定めずに研究を行うスタンスなように感じている。成果を出してみてからどのような成果にするか決める、みたいな。そうじゃないのだろうか。それではいけないのだろうか。
  • 助教に言われたのは、とりあえず先生に「この研究はどのような段階をゴールにしていますか」と聞いてみなよ、と言われた。私はコミュ力が無いから私の望む答えを得られなさそうだが、まあ聞くだけ聞いてみるか…。

皆さまはメモ書きに口語は使わない…?

高校時代からよく面白がられていたのですが、私はメモ書きを話し言葉そのままで書くのですね。

例えば今手元にある実験予定のメモ書きを見ますとね、

  • ●●のもう一度再現。再現が取れてしまったらどうしようか?そういえばDCM入れてたよね?それが良かったのかな?(前の条件に対して)、DCM/MeOHで錯体作ってみる?
  • 私はメタセシスがいいと思うのよね。ポリマーにならなさそうなやつ、アクリレートがいいかなあ。分子内反応しないかな、どうかな…

(専門用語ばかりで、しかも文脈の省略が多いですがメモ書きなのですみませんね)

上記みたいな口調で紙につらつら書いているのですよ。

で、それを机とかにおいていると皆に面白がられる。

皆そうしないの?きちんと単語レベルにまで分解しているの?

 

高校時代演劇部だったのですが、その台本にもこのようなメモ書きは沢山していて、割かし同僚に面白がられていたのですね。

  • 私はここのセリフ可愛くて好き
  • 彼女は別のシーンはいいんだけどなぁ。どうしたらもっといいテンポになるのだろうなー

のような口調で台本の隅に書いているのですよ。皆そうじゃないの?逆に皆どうしているの?

 

 

短いですが以上。

私の独り言は「口寄せ」

私の独り言は、目の前にイマジナリーフレンズを建ててその人と会話するスタイルなのですね。
なので私の口調はまるで誰かに話しかけているようであり、私の周りの同僚たちは私の独り言に返事をすればいいのかいつも迷うそうです。
それでね、イマジナリーフレンドって、いわゆる学術用語の「イマジナリーフレンド」のように人格を一から作り上げているというよりは、身近な人を想像で目の前に呼び寄せて、その想像上の彼らと会話をするのですね。研究の話ならイマジナリー斎藤教授が一番多いかな。あとは同僚とか後輩とか、その日の気分で適切な話し相手を決めて目の前に呼び寄せるイメージなのです。
別にリアルのフレンズと会話をしてもいいのだけれど、私の思考の整理のような、あまり論理立っていないつまらない話を聞かせるのも申し訳ないし、別に相槌以上の返事を求めていない場合に使用するから、アクチュアリーなフレンズに迷惑をかけずにイマジナリーなフレンズに語り掛けるので十分なのではないかな、と言うのが私の独り言の解釈。

この話を後輩にしたところ、「先輩の独り言はまるで口寄せ(イタコが霊を呼び寄せること)ですね。」と言った。なるほどなと思ったので備忘録。

 

このくらいの文量の、今日あった面白かった会話の備忘録は、高校時代のブログによく書いていた。懐かしいなぁ。

雑記

思いつくままに独り言を垂れ流す。

 

 

 

やっぱり資格取れるような学科に行っておけばよかったなぁと思う瞬間は大いにある。

そしたらこんなにしんどくてたまらない就活をする必要が無いのに。

「資格」は誰にも汚されないからきっと自信になるのに。

勉強範囲が分かっている勉強って意外と難しくないのではないだろうか。膨大だとそれはそれで難しいか。大学受験だって範囲ははっきりしていたけれど普通にしんどかったわ忘れていた。

あ、今気づいたが、資格を取ったとしても就活はしんどいのだろうか。嫌だぁ。

 

 

私は今の研究室での研究は好きだし依存しているしある程度の誇りをもってやっている自負はあるが、きっとお金を稼いでらっしゃる社会人の方々に比ベれば私のちっぽけなプライドなんて恥ずかしくてちゃんちゃらおかしいものなのでしょう?

 

 

仕事がしんどいかどうかって拘束時間の長さじゃねえんだよな。

 

 

「私はこの組織で役に立たない」と思いながら仕事をすることが私は一番しんどい。

逆に言えば、「この組織で役に立っている」と思えさえすればどんな仕事も苦にならない。そういうものである。「私がこの組織で一番しんどい」は実は楽なことは17歳あたりから分かっている。

 

 

今の気持ちを一言で表すと「助けて」であるが、誰に何を助けてほしいのか分からない。

 

 

ブラックって拘束時間の長さじゃねえんだよ。尊厳をもって働けるかどうかなんだよ。叱責を受けながら仕事をすることはしんどいんだきっと。センセが私をパワハラのターゲットから外してくれて本当に良かった。

 

 

私がパワハラかます先輩になりそう。

 

 

 

 

どうしたら新しく入ってくる4年生が心理的安全性をもって働くことが出来るだろう。私にできること、私がするべきことは何なのだろう。

M3になって、ようやっとば自分のことはどうにか出来るようになってきたから、ようやっと他人に気を配る余裕が出てきた。成長が遅いなぁ。

 

 

 

お友達が欲しい。

 

 

 

お友達が欲しいよ。仕事しんどいね、と正直に言えるお友達が欲しい。

 

 

 

というか同期が卒業するの寂しい。寂しくて仕方ないよ。

寂しい。

私はこれから1年どうやって研究室で立って過ごせばいいの?

私結構あなたに依存していたんだよ?

あなた以外に誰に、研究室の文句を言えばいいの?

あなた以外に誰に、私の心の荒れ模様を叫んで「今日も忙しいね」って言ってもらえばいいの?

私あなたと次の飲み会の約束をしないとそれまで頑張れない。

でもこんなにあなたに依存している私が嫌だ。だって対等じゃないじゃない。あなたはそんなこと無いんでしょう?

 

 

どうしてこんなに情緒不安定なの。

明日から私どうやって頑張ったらいいか分からない。

 

 

私を認めてくれる存在が欲しい。この願望がメンヘラ的。良くない

メンヘラ直してえけど直し方が分からねえよ

 

 

 

寂しい。

 

 

いつになったらコロナが収束して人と会うことが許されるの?

私が気を許せる人(職場の人ではない)とおしゃべりする機会を得ることを許されるの?

助けて

助けてよ

どうしたらこの満たされない心を救えるの?

助けて

 

 

知ってる誰も私のことを助けてはくれないから、私のことは私が救うしかないのだ。他人にゆりかごをゆすってもらうことを諦めなければならないのだ。